毎月ある季節のお風呂 1~3月編
季節湯という入浴法をご存じでしょうか。
季節湯とは、季節(旬)の植物をお風呂に入れ、
体を温めアロマ効果を感じる入浴法の事です。お風呂タイムでリフレッシュでき、
「季節を肌で感じられるお風呂」と日本の文化として四季を毎月楽しめます。
今回は月ごとにある季節の1月~3月のお風呂をご紹介させて頂きます。
1月 松湯…松は「まつ」につながり、「神を待つ木」という意味があります。
松の花言葉は「不老長寿」
縁起物の松湯で、1年の心身の無事を祈願してみましょう。
松の葉をお風呂に浮かべて入ると、精油成分には神経痛やリウマチに効き、
肩こりや腰痛にも効果があり、さらに、松の芳香は疲労感を軽くしてくれる働きがあるそうです。
2月 大根湯…大根湯というと風邪を引いた時に飲む方を
思い浮かべる方も多いですが、大根を使ったお風呂も良いとされています。
保温効果の高い大根湯で、風に負けず、厳しい寒さを乗り切りましょう。
干した大根の葉をお風呂に使うと、大根の葉に含まれるビタミンや
ミネラルが保湿効果を高める働きがあるそうです。
3月 蓬湯…蓬(よもぎ)は漢方名で「艾葉(がいよう)」と呼ばれ、
「疾(やまい)を艾する(止める)」という意味があります。
精油成分を豊富に含んでおり、擦り傷、切り傷の止血や殺菌作用にも効果的です。
また、蓬の葉の香りはストレス解消や安眠に良いとされ、
蓬湯で冬に溜まった疲れを取り、ゆったりと癒されましょう。
温泉の恩恵を感じている日々、
季節湯を利用してさらに、贅沢な温泉にしてみませんか?
忙しい日常の合間にお風呂タイムを利用してほっと一息ついてみましょう。